肉を焼いただけの主菜はシンプルでお手軽ですが、ワンパターンになってしまいがち。
そんな食卓に、とん漬はいかがでしょうか?
味噌に漬かった豚肉を焼くだけのお手軽メニューです。
とん漬は厚木の名産品の一つで、本厚木駅周辺には波多野商店というとん漬専門店も存在するほど。
この記事では波多野商店のとん漬の紹介と、焼き方についてまとめています。
波多野商店の営業時間、アクセス
住所 |
神奈川県厚木市元町6-18 |
電話番号 |
046-221-2805 |
営業時間 |
10:00~18:00 |
定休日 |
月曜日 |
公式HP | http://www.tonduke.jp/ |
波多野商店のメニュー
メニューはとん漬のみ。
一枚400~550円くらいで、日持ちは冷蔵庫で一週間ほど。
一枚の大きさは、トンカツ用の豚肉を想像していただければと思います。
枚数を指定して注文するほか、折詰めと樽詰めのオーダーができます。
配送も可能なので、厚木のお土産としても利用できますよ。

折詰め
- 2,360円 5枚位入
- 2,900円 6~7枚入
- 3,440円 6~8枚入
- 3,980円 8~10枚入
樽詰め
- 4,520円 9~10枚入
- 5,600円 10~12枚入
- 6,680円 12~14枚入
- 11,000円 20枚位入
(金額は税率8%の税込価格)
厚木の名産品!とん漬とは

あつぎとん漬のれん会によると、とん漬の起源は江戸末期にさかのぼると言います。
現在の厚木市付近に大勢の客人が集まったとき、料理が不足してしまいました。
何とかしようと、猪の肉に味噌を塗ったものを出すことに。
当時の武士は四足歩行する動物の食肉を嫌っていたようで、猪だと分からないように味噌を塗ったまま焼いたそうです。
それが美味しいと評判になり、現在のとん漬の起源となった、と言われています。

購入したとん漬を開封しました。この時点で食欲をそそる味噌の香りがします。
味付けされたトンカツ用の豚肉、といった感じですね。
それでは、さっそく焼いてみましょう。
同封されたペーパーでは、網やグリルで焼く方法とフライパンで焼く方法が紹介されていたので、二通り試してみます。
どちらも付いている味噌は落とさず、弱火で焼くそうです。
とん漬の美味しい食べ方
とん漬をグリルで焼く

直火で網かグリルを使う、との説明書きがありましたが、我が家の台所はIHのためグリルの火力2(最大は5)で片面ずつ焼いてみます。
様子を見ながらとりあえず5分くらい焼いてみましたが、見た目からは中まで焼けているのか判断が難しいです。
表面の味噌が真っ黒に焦げているわけではなかったので、さらに5分ほど焼いてみました。
今度は表面の味噌の水分がとび、ところどころ焦げそうだったのでひっくり返しました。

焼きあがったとん漬がこちらです。
脂身のあたりで、しっかり焼けた油がじゅわじゅわ、ぱちぱちとはねる様子が確認できたので、中まで焼けている気がします。

切ってみましたが、熱の通りは大丈夫そうです。
さっそく味見をすると、しっかりとした歯応えですが、思っていたよりもやわらかい食感です。
噛むたびに豚肉と味噌の旨味がしみだして、お米が欲しくなりました。
とん漬をフライパンで焼く

ホイルまたはホットクッキングシートをしきふたをして弱火で焼いてお召し上がり下さい。とのこと。
説明の通りにアルミホイルをフライパンにしき、その上にとん漬をのせます。
IHは火力3弱(最大は8)に設定しました。
ちなみに、アルミホイルは軽くくしゃくしゃに丸めてから使うと破れにくくなりますよ。

ふたがくもって中が温かくなったころ、アルミホイルの上で油が細かくはねるような音がしてきました。
その状態から5分ほど様子を見て、ひっくり返したときの状態がこちらです。
黒っぽい色がやわらぎ、表面の味噌の様子からも熱が通っていることが分かります。
写真を手早く撮り、急いでふたをして、さらに5分ほど焼いたところでIHを止めました。

焼き上がったので切って、熱が通っているか確認。ばっちりです。
とん漬を取り出したところ、しいていたアルミホイルには大さじ2杯分くらいの汁がたまっていました。
グリルで焼くよりもジューシーな仕上がりかもしれません。
まとめ
噛むたびに豚肉と味噌の旨味がしみだし、ご飯がすすむとん漬。
グリルで焼いてもフライパンで焼いても、美味しくいただけました。
食べていて大きな違いは感じませんでしたが、しいて言えばグリルで焼いた方が油が落ちてヘルシーかも知れません。
しかし、個人的には後片付けが断然ラクなフライパンでの調理がオススメです。
最初は焦がしてしまわないかと少し不安でしたが、弱火で様子を見ていれば問題ありません。
思っていたよりも手軽に焼くことができました。
厚木名産のとん漬を、いつもの食卓にお土産に、お気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。